テキサス州の常識


とあるセールスマンの男が、新規にお客を開拓しようと初めてテキサス州を訪れた。
その日、彼は、ホテルで宿をとることにした。
彼は、早々にチェックを済ますとすぐにそのホテルのレストランへディナーをとりに出かけた。
彼は席に着くなり、ウエイトレスに注文した。
「とりあえず、スモールサイズのビールをもらおうか。」
しばらくすると、彼女はビールがなみなみと注がれた馬鹿でかいジョッキを持ってくると、目を丸くしている彼の元へどんっと置いていった。
「へい、ウエイトレス!」
「何でしょう?」
「オレは、スモールサイズのビールを頼んだんだがね?」
すると、彼女は顔色も変えずこともなげに言った。
「お客さま。テキサスでは、これがスモールサイズですよ。」

次に彼は、食事をしようと再度、注文した。
「じゃ、スモールサイズのステーキをもらおうか。」
しばらくすると、ウエイトレスは、今度は厚さが2インチはあろうかというぶ厚くてワラジのようなステーキを持ってきた。
彼は、またしても目を白黒させながら叫んだ。
「へい、ウエイトレス!」
「何でしょう?」
「オレは、スモールサイズのステーキを頼んだんだがね?」
すると、彼女は顔色も変えずこともなげに言った。
「お客さま。テキサスでは、これがスモールサイズですよ。」

そのうちに、彼はビールを飲んだのでトイレに行きたくなった。
仕方なく彼は、さっきのウエイトレスに尋ねた。
「へい、ウエイトレス!」
「はい、今度は何でしょう?」
「あの、トイレは何処にありますか?」
「ああ、トイレはですね…」
「そこの階段を下に下りて、突き当たりを右に行った所です。」
早速、彼は、彼女の言う通り階段を下りていったが、右ではなく、間違えて左へ行った先のドアを開けてしまった。
すると、彼の眼前には、そのホテルの大きなプールが現れた。
それを見た男は、腰を抜かしながら叫んだ。
「どっひゃーっ!何て馬鹿でかい水洗トイレなんだ!!」


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